理学療法士です。転職を考えているけど失敗したくない…不安だぁ
理学療法士が転職を成功させる秘訣は何ですか?どうすれば転職できますか?
理学療法士が転職に失敗しない方法を知りたい!
このような悩みを解決します。
- 転職に失敗する理学療法士の特徴【元人事が解説】
- 理学療法士の転職失敗実例
- 理学療法士が転職に失敗する理由
- 理学療法士が転職失敗しないためにすべきこと5選
- 理学療法士が転職を成功させるコツ
理学療法士として転職に成功するためには何をすべきなのか知りたいですよね。
今回は、回復期病院の元人事の経験を活かして、採用目線で理学療法士が転職に失敗する理由や転職に成功するためのコツをご紹介します。
転職をきっちり成功させたい方や、失敗したいための注意点が知りたい方は、ぜひ最後までお付き合いください!
【元人事が語る】実際にあった理学療法士の転職失敗実例を大公開
この章では、人事としてESや面接で落としてきた理学療法士の共通点をお伝えします。
以下に当てはまる人は採用を見送っていました
1つずつ解説しますね。
1-1.調べればわかることを知らない
1つ目が、調べればわかることを知らないことです。
ネットで検索して出ることくらいは、調べておきましょう。
逆質問で「経営理念は何ですか?」という、ネットで見られる情報を聞いてくる人がいますがありえません。
この時点で落とします。
ネットにあることを知っているのは当たり前です。
1-2.条件面ばかり気にする
2つ目が、条件面ばかり気にする人です。
給料や昇給額、休みやすさは、仕事を選ぶうえで大事なポイントですよね。
よくわかります。
ですが、待遇面ばかり気にしていると「この人はすぐやめるのでは?」「弊社に合わないのでは?」「やる気がないのでは?」と、疑念を持たれます。
聞くこと自体は悪くありませんが、待遇ばかりを気にするのは避けるべきです。
1-3.質問の意図を理解していない
3つ目が、質問の意図を理解していないことです。
わからないまま回答するのはやめましょう。
「知ったかぶり」は医療現場では重大事故につながりかねません。
わからないことはわかりませんと、はっきり言ってください。
その方が信頼できますし、好感度も上がります。
1-4.誠実でない、素直さがない
4つ目は、誠実でない人、素直さがない人です。
平気で嘘をつく人がいますが、こちらはわかっています。
採用担当は人を見抜くことが仕事ですからね。
嘘をついた時点で信用なりませんし、採用したいとは思えません。
素直じゃない人も敬遠しますね
嘘を認めなかったり、無知を隠そうとしたりする人です。
素直さがないと成長できないので、採用は見送ることが多いです。
仕事は信頼関係で成り立っているので、相手に信頼されるような対応を心がけてください。
転職に失敗する理学療法士の特徴7つ【人事の経験】
前章では、人事として採用を見送ってきた人の実例をご紹介しましたが、転職できない理学療法士には特徴があるのでご紹介します。
回復期病院の人事として経験したことを暴露しちゃいますぞ!
転職に失敗する理学療法士には、以下のような共通点がありました。
さらっといきますね。
2-1.ESに嘘を書く
転職に失敗する理学療法士の特徴1つ目は、ESに嘘を書くことです。
嘘だと思うかもしれませんが、虚偽の資格や経歴を書く人がいます。
そういう方にはあらかじめ目をつけておき、面接時に事細かく質問するので、事実かどうかすぐにわかります。
信頼できない時点でアウトなので、嘘を書くことはやめましょう。
2-2.転職の目的があいまい
転職に失敗する理学療法士の特徴2つ目は、転職の目的があいまいなことです。
- なぜ転職したいのか
- 将来はどのようなキャリアプランを描いているのか
- どうしてその企業を選んだのか
転職の目的がはっきりしていないと、上記のような「転職の軸」に当たる部分がなく、採用したいとは思えません。
どんな質問をしても返答があいまいですし、文言を変えて同じ内容の質問をしても回答が変わるためです。
信頼できないので、人事としては容赦なく切ります。
転職の目的が決まっていないまま、なんとなく転職しようとするのは避けましょう。
特に、「辛いから」「人間関係が嫌だから」という理由で転職する人は失敗しがちです。
【現役PTに聞いた】理学療法士の仕事は辛い?大変といわれる6つの理由でまとめていますが、PTに向いていない可能性があるので、一般職に切り替える方法も考えたほうがよいでしょう。
2-3.転職経験が複数あり、短期間で離職している
転職に失敗する理学療法士の特徴3つ目は、転職経験が複数あって、どれも短期間で離職していることです。
数か月ごとに転職している理学療法士は、結構警戒します。
なぜなら、採用してもすぐに辞められると考えざるをえないためです。
短期離職を繰り返している人は、職場ではなく本人に問題があるケースが多いので、採用は避ける傾向にあります。
ただ、正当な理由があって短期で転職しているなら問題はありません。
しかし、「上司が悪い」「同僚がダメ」など、環境のせいにしている人は成長する見込みがないのでダメですね。
2-4.質問意図を理解していない
転職に失敗する理学療法士の特徴4つ目は、質問意図を理解していないことです。
面接時、こちらの質問に対してズレた回答をする方がいます。
質問の意図がわかっていないためですね。
質問の意図がわからないまま答えても、意味不明の返答しかできません。
採用側としては、質問の意図を理解せずに回答する人は採用を見送ります。
コミュニケーションに問題がある人を雇っても問題に発展することが多いためです。
質問の意味が分からないなら、正直に聞いてください。
わからないことを「わからない」といえる人は、好感度が高いですよ
2-5.他責思考
転職に失敗する理学療法士の特徴5つ目は、他責思考であることです。
他責思考とは、悪いことがあったら自分のせいではなく、他人や環境といった自分以外のせいだと考えることをいいます。
他責思考の人は成長しないので、採用しません。
また、人間的に問題があるケースが多いので、他の企業に応募しても採用されないでしょう。
反対に、素直に非を認めて改善ができる理学療法士は転職に失敗しにくいです。
2-6.条件面ばかり気にする
条件面ばかり気にする理学療法士も、転職に失敗しがちです。
なぜなら、条件で職場を選ぶと失敗しやすいためですね。
人間関係や働き方の面で問題を抱えて、早期離職につながります。
条件が良い職場は、それだけ大変ということを忘れないでください。
なぜか待遇が良い求人は働き方がブラックで、離職率が高い可能性があります。
2-7.人気の職場しか受けない
人気の職場しか受けない理学療法士も、転職に失敗しがちです。
なぜなら、競争が激しいからですね。
就活性あるあるですが、大企業ばかり受けて中小企業を受けない学生が多いです。
これでは採用されなくて当たり前でしょう。
特別なスキルや経験がるならともかく、そうでないなら幅広く受けましょう。
理学療法士なら、病院以外でも活躍できます。
補足:「理学療法士はやめとけ」といわれるPTの現状を把握していますか?
突然ですが、理学療法士はやめとけなんていわれていることを知っていますか?
【やばい】理学療法士はやめとけと言われる理由と今からすべき対策で解説していますが、理学療法士の未来が明るいとはいえない状況になっています。
現状と将来性について知ったうえで、転職活動に臨んでください。
転職に対する姿勢が変わるはずです。
理学療法士が転職に失敗する5つの理由【人事目線】
前章では、転職に失敗する理学療法士の特徴をご紹介しました。
特徴に当てはまっていて、落ち込んだ人がいるかもしれません。
しかし、特徴に当てはまっていても成功する人はいますし、その逆パターンもあります。
つまり、特徴とはあくまでも特徴であり、「転職に失敗する理由」ではないんですよね。
それでは、どんな理由で転職に失敗するのでしょうか。
本章で見ていきましょう。
1つずつ解説します。
3-1.情報を集めないから
理学療法士が転職に失敗する理由の1つ目は、情報を集めないからです。
転職は情報戦であり、情報をより多く持った人が成功します。
転職に失敗するPTは、なぜか自信満々で大した情報を持たずに応募してきますが論外です。
応募先がどんな人材を求めていて、どんな人材なら採用されるのか知ることから始めましょう。
最低限、企業にHPくらいは見ておきましょうね。
3-2.転職の軸(目的)がないから
理学療法士が転職に失敗する理由の2つ目は、転職の軸がないからです。
軸は転職の目的でもあり、自己分析をすれば自然と作られますよ。
- なぜ応募先企業を選んだのか
- 応募先で何がしたいのか
- 応募先にどんな貢献ができるのか
といったことを明確にしてから面接に挑みましょう。
転職の軸がないということは、なぜ転職したいのかあいまいであり、採用する側としては信用できません。
自己分析をサボらないようにすることが、結果的には内定への近道になります。
3-3.条件面を気にしすぎるから
理学療法士が転職に失敗する理由の3つ目は、条件面を気にしすぎるからです。
転職に何を求めるのかは人それぞれですが、あれもこれも求めるのは辞めましょう。
採用する側としてはいい気がしません。
条件面を気にしすぎてしまう人は、優先順位を決めることで解決できます。
- 転職する目的は何なのか
- 転職して何を変えたかったのか
- 転職してどうなることが理想なのか
以下3つの視点で考えれば、優先度が高いものがわかります。
条件ばかり気にしていては転職できないので、自分が重視しているもの(軸)を決めておきましょう。
3-4.友人の紹介だったから
理学療法士が転職に失敗する理由の4つ目は、友人の紹介だったからです。
応募先で働いている知り合いに紹介されたからという理由で、無条件採用してもらえると思っている人がいます。
「舐めてる?」
人事としてはこれに尽きます。
友人の紹介で入社できるのは、役員のコネまでです。
3-5.転職エージェントを使わないから
転職エージェントを使わない理学療法士も、転職に失敗しやすいです。
なぜなら、9割以上の人は転職エージェントを活用し、バックアップを受けながら転職活動をしているから。
転職エージェントは、転職のプロです。
あなたが知らない情報はもちろん、転職スケジュールの管理や面接対策まで、無料でしてくれます。
非公開求人も保有しているので、転職エージェント経由で応募したほうが効率的に転職できますよ。
人事としても、転職エージェントは話がわかっているのでありがたい部分がありますね
自力でやろうとする人に限って自爆してしまいがちなので、転職エージェントに頼りましょう。
料金は無料ですし、損をすることはありません。
【採用目線】理学療法士が転職に成功するためのコツ5選
この章では、理学療法士が転職成功するためにすべきことを5つご紹介します。
上記5つをすれば、転職を成功させられるはずです。
4-1.自己分析をしっかりする
理学療法士が転職に失敗しないためにすべきことの1つ目は、自己分析をしっかりすることです。
なぜなら、自己分析をしっかりすれば、転職の目的や理由がはっきりするから。
目的があいまいだと面接でぼろが出て、理由がはっきりしていないと受け答えがスムーズにできません。
自己分析は誰でもできるのにやらないことですが、面接官を納得させるためには何より重要なことです。
自己分析といってもやり方がわからないですよね。
4-2.情報収集を徹底する
理学療法士が転職に失敗しないためにすべきことの2つ目は、情報収集を徹底することです。
なぜなら、転職は情報戦であり、情報をより多く持った人が成功するから。
ネット(HP)で集められる情報だけでも、しっかり集めましょう。
どんな人材を欲しているのか、どのように自分が活躍できるのか把握しておくだけでも、面接で話せる内容が全く違います。
企業理念や経営理念を抑得ている人は少ないので、そこまで調べたうえでマッチする人材だとアピールできるとよいですね。
4-3.現場見学を怠らない
理学療法士が転職に失敗しないためにすべきことの3つ目は、現場見学を怠らないことです。
転職は情報戦ですが、現場から得られる情報と、自分の目で現場を見て得られる情報は全く異なります。
ネットで得た知識を得意げに披露すると、面接官に「知ったかぶってるだけ」と見破られるでしょう。
また、実際に働いている人の表情を見れば、本当に良い職場なのか、そうでないのかわかります。
面倒くさがらずに見学することが、存外決め手になるかもしれませんよ。
4-4.自己アピールを積極的に行う
自己アピールも積極的に行いましょう。
なぜなら、自分は何ができて、どのように貢献できるのか伝えないと、魅力がわからないためです。
どんなに優れた人であっても、自分のスキルや経験を話さなければ採用されません。
自分の強みを明確に話せればOKですよ
また、理学療法士が生き残るためには?増えすぎたPTの将来性と対処法で解説していますが、理学療法士は採用される人が限られてきます。
特定のスキルや経験がある人しか採用できない未来が近づいているためです。
遠慮せず、自分の能力をしっかりアピールしてください。
面接は、自己アピールするための場です。
どんな人が将来も生き残れる理学療法士なのか、下記記事でまとめているので参考にしてください。
4-5.転職エージェントを活用する
理学療法士が転職で失敗しないためには、転職エージェントに任せてしまうことも1つの手です。
なぜなら、転職エージェントを活用すれば、情報収集はもちろん、選考対策やスケジュール管理までしてもらえるから。
働きながら転職すると、時間が限られますよね。
普段の業務が忙しければ、疲れ果てた状態で転職活動することになって大変でしょう。
転職エージェントを使うだけで希望の求人を探してもらえたり、悩みを聞いてもらったりすることもできるので、効率的に転職を進めることができます。
転職エージェントに登録するだけで情報は勝手に入ってくるので、必ず活用することをおすすめします
まとめ|理学療法士の転職失敗パターンは準備すれば回避できる
転職に失敗する理学療法士の特徴や、転職に成功するためのコツをご紹介しました。
人事目線で話したので、少しはお役に立てるかと思います。
幸いにも、理学療法士は転職に強いので、事前に対策を講じておけば落ちる可能性は低くできるはずです。
不安になりすぎないでくださいね。
また、転職を考えているなら、すぐに行動しましょう
なぜなら、少しずつ転職する理学療法士が増えているためです。
ライバルは少ない方が転職しやすいので、行動は早めにすべきですね。
理学療法士を1年目で辞めたい…【安心して辞めてよい3つの理由】でもまとめていますが、1年目で転職成功できるのが、理学療法士です。
今回は以上です。