言語聴覚士は年収1000万稼げる?STの収入アップ手段と注意点

言語聴覚士(ST)は年収1000万円も稼げるの?
言語聴覚士が年収1000万円を目指すならどうすればいい?

このような悩みを解決します。

言語聴覚士として年収1000万円稼ぐことができるのか、気になりますよね。

1000万円は厳しくとも、せめて年収500万円はいきたい!と思っている方は多いのではないでしょうか?

結論からいうと、言語聴覚士として年収1000万円稼ぐことは、可能です。

しかし、楽ではありません。

普通に働いていてはほとんど不可能ですね。

それではどうすればいいのか、ということを本記事でお伝えします。

最後まで読むことで、言語聴覚士として年収1000万円を稼ぐためにはどうすればいいのか、効率的に年収アップするためには何をすればいいのかわかります。

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言語聴覚士(ST)は年収1000万稼げる?【年収1000万円は全体で4.6%】

言語聴覚士で年収1000万円稼ぐことはできます。

しかし、簡単ではありません。

令和2年分民間給与実態統計調査結果によると、年収1000万円超の割合は、全体合計で4.6%(男性合計7.1%、女性合計1.1%)でした。

日本全体で個の割合です。

年収1000万円は、非常に狭き門だとわかります。

普通に言語聴覚士として勤務していただけでは、半分の年収500万円でも厳しいでしょう。

ちなみに、言語聴覚士の平均年収はご存じでしょうか?

求人ボックスによると、言語聴覚士の平均年収は正社員で364万円となっています。

国税庁によると国民全体の平均年収は461万円とのことなので、言語聴覚士の平均年収は大きく下回っていますね。

つまり、言語聴覚士として普通に働いていては、国民全体の461万円に届くかどうかも怪しいということです。

昇進すれば年収500万円に届くかもしれませんが、昇進の枠は限られていますし、そのころは50歳くらいになっているでしょう。

結婚や子育てといった一大イベントを乗り切る世代(20代~30代後半)では、年収500万円はかなり厳しいと言えます。

言語聴覚士の給料は、今後も増えない見込みです。

真面目に勤務し続けても、昇給はほとんどありません。

理由は、言語聴覚士の給料は上がる見込み?【収入を増やす方法5選】でもまとめていますが、診療報酬の影響です。

つまり、「今の職場で」言語聴覚士を続ければ続けるほど、年収は上がりません。

どれだけスキルを磨いても、真面目に勤務しても給料が増えないのは、国の政策のせいだから。

それでは、言語聴覚士が年収1000万円を、ひいては年収500万円・700万円を目指すならどうすればいいのか気になりますよね。

次章で方法をご紹介します。

言語聴覚士(ST)が年収1000万稼ぐための具体的な6つの手段

言語聴覚士が年収1000万円を稼ぐための手段は、下記の6つです。

上記を組み合わせることで、より効率的に年収アップを目指せます。

開業(起業)する

1つ目の方法が、開業することです。

言語聴覚士は、医師の指示なしで言語訓練と構音訓練、評価の実施ができます。

そのため、独立開業が可能なのです。

年収1000万円を目指せる理由は、保険請求ができないから。

診療報酬が関係なくなるためですね。

その分スキルや差別化が求められますが、ここさえクリアできれば年収1000万円どころか、2000万円だって目指せるでしょう。

具体的な施設例は下記の通り。

  • 訪問リハビリステーション
  • 小児の構音障害・言語発達障害教室
  • 認知症予防・認知症トレーニング教室

筆者の病院では、訪問リハビリを開業する言語聴覚士が数年に1人いましたよ。

副業する

言語聴覚士が年収1000万円目指すなら、副業という方法もあります。

開業より低リスクで、収入アップを目指せるでしょう。

具体的には下記の通り。

  1. デイケア・デイサービスの機能訓練非常勤アルバイト
  2. 訪問リハビリの非常勤アルバイト
  3. 介護施設の非常勤アルバイト
  4. 児童発達支援のアルバイト

休みの日に、非常勤で入るイメージです。

非常勤で副業する場合は、求人探しが肝になります。

転職エージェントに任せれば、好条件の求人を「無料」で探してもらえるので、活用することをおすすめします。

自分で探す手間も省けるので便利ですよ。

副業は在宅がいい…という方もいますよね

言語聴覚士が在宅でできる副業は言語聴覚士におすすめの副業10選!【ST資格を活かす&在宅副業】でまとめています。

貯蓄ではなく投資にする

言語聴覚士が年収1000万円を目指すなら、貯蓄ではなく投資にする必要があります。

なぜなら、貯蓄ではお金を増やせないから。

今は金利が0.001%など、超低い時代です。

つまり、銀行に貯蓄する意味がないんですよね。

それどころか、執筆時点(2022年10月)は超円安(1ドル145円くらい)になっており、現金で円を貯蓄すればするほど損しています。

円安のヤバさに気づいていない日本人が多いですが、マジでヤバいですよ。

100円で買えたものが145円出さないと買えないってことですからね。

円を持てば持つほど損しているので、投資が必要なんです

円を株券や他の通貨(ドルやユーロ)に変える必要があります。

株式投資や、FX投資を始めないと、どんどん損して貧乏になっていくためです。

投資の魅力は「お金を働かせること」

自分は働かず、お金を動かして稼ぐことが投資最大の魅力でありメリットです。

今始めないと、本当においていかれます…

国が「NISA」やiDeco、ふるさと納税などを始めた理由は、国民自身が投資しないと年金で賄えないと判断したからです…

とりあえず投資がしたい方は、FXで良いかと思います

なぜなら、FXは少ない資金で始められるだけでなく、取引時間にも余裕があるから。

株は勤務時間中の取引が厳しいですが、FXなら勤務後に取引できます。

また、株の場合は最低でも50万円~100万円は必要ですが、FXなら1万円からでも始められるんですよね。

そのため、初心者には始めやすく取引しやすいFXをおすすめします。

注意点は、必ず余剰資金だけを投資することです。

余剰資金とは、仮になくなっても生活が困らないくらいのお金のこと。

生活資金を使ってしまうと、来月の家賃が厳しくなるので、絶対に余剰資金で投資してください。

FXは、DMM FXが使いやすかったです。

初心者向けのLINEサポートと24時間電話窓口があるので、初心者でも安心して利用できますよ。

口座開設は無料ですし、めんどうな書類郵送は一切ないので、スマホだけで完了します。

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大学教授になる

大学教授になることでも、言語聴覚士が年収1000万円を目指せます。

令和2年賃金構造基本統計調査によると、大学教授の平均年収は1,073.3万(平均年齢57.6歳)です。

つまり、言語聴覚士が教授になれば、平均年収1000万円を超えることは可能です。

しかし、教授になるための道のりは険しく、「教授」の席が空かない限りなれないので、ほとんど不可能といえます。

現実的とは言えないので、副業と投資など、いくつか組み合わせるべきでしょう。

海外で働く

海外で働くことでも、年収1000万円を目指せます。

現地で資格を取得する必要があったり、言葉を学ぶ必要があったりして楽ではありません。

しかし、米国ではコメディカルの地位が高いなど、国によっては年収が今の2倍・3倍になることもあります。

転職する

言語聴覚士が年収1000万円を目指す方法として転職することも挙げられます。

転職を繰り返し、年収アップを繰り返すイメージです。

相応のスキルや経験、自信を売り込むスキルが必要になります。

これからの時代は、普通の言語聴覚士ではなく、特定分野に強みを持ったSTが優遇されることが予想されています

言語聴覚士が増えすぎているためですね。

生き残りためには、何かしらの強みを磨かねばなりません。

もし、「何のスキルも強みもない…」と不安になったとしても大丈夫ですよ。

スキルと経験を磨くために転職すればよいのですから。

特定分野のスペシャリストを目指すST自体が少ないため、「なりたいんです!」という志望動機は受けいれられやすいんですよ

言語聴覚士として、今後も求められるスキルを身につけるための転職です。

今なら周りも気づいている人が少ないので、早めに行動することをおすすめします。

言語聴覚士は1年目であっても転職できるほど需要があるので、それほど不安になる必要もありませんよ。

また、言語聴覚士に向いていない?と思っている方は、下記の記事も参考にしてください。

言語聴覚士の資格を活かしつつ、一般企業で働けます。

本当に、言語聴覚士は転職に強いんです…

言語聴覚士(ST)が年収1000万稼ぐために知っておきたい注意点

言語聴覚士として年収1000万円を目指すなら押さえておきたい注意点は下記の3つです。

言語聴覚士(ST)が年収1000万稼ぐために知っておきたい注意点3選

1つずつ解説します。

どの方法も簡単ではない

言語聴覚士として年収1000万円を目指す方法として下記6つをご紹介しました。

いずれも簡単ではないことを頭に入れておいてほしいです。

ハードルが低そうに見える副業ですら、簡単ではありません。

労働時間が増えて、本業への影響もでかねないためです。

才能があればすぐに稼げる人もいますが、一縷の望みにかけるより、コツコツ積み重ねたほうがプラスになります。

昇給・昇進ではほとんど無理

言語聴覚士として年収1000万円を稼ぐために昇給昇進を目指すのはやめておいた方が良いです。

本当に、昇給しても昇進しても給料はほとんど増えません。

報われないと思ってください。

昇給・昇進のために努力をしてしまうと、後悔することになります。

転職や副業、投資をして、自分の努力がそのまま自分に返ってくる分野で頑張った方が良いでしょう。

会社に頼る意味なんてありませんからね。

早く行動できた人だけがたどり着ける

言語聴覚士として年収1000万円を目指すなら、早く行動しないとどんどん厳しくなります。

なぜなら、少しずつ気づき始めている人が増えているから。

言語聴覚士の給料が増えないこと、転職すれば年収が増えることに気づいている人が増えつつあります。

つまり、ライバルがどんどんふえているんですよね。

今はいいや…と行動しないと、置いていかれるというわけです。

家族のため、将来のためを思うなら、今すぐ行動することをおすすめします。

とりあえず転職活動だけして、求人をチェックするだけでも違いますよ。

自分の適性年収がわかりますし、他にどんな職場で働けるのか知れますからね。

言語聴覚士(ST)として年収1000万円を目指すなら、500万円→600万円→700万円と段階を踏むイメージをもとう

ここまで、言語聴覚士として年収1000万円を目指す方法や注意点を解説してきました。

とはいっても、いきなり1000万円はきついんですよね。

正直にいって、自分が年収1000万円を稼いでいるイメージを持てた方は、ほとんどいないと思います。

だからこそ、言語聴覚士として年収1000万円を稼ぐなら、年収500万円→年収600万円→年収700万円→…→年収1000万円と、ステップアップするイメージを持つことが大事です。

まずは、成功している自分をイメージすること。

想像すらできないことが現実になるわけがないですよね。

イメージできないことを目指すなんて、精神的にもきついですし。

だから少しずつステップアップして、年収1000万円を目指すことがポイントになります。

ちなみに、年収500万円までなら転職だけで行けます。

そう、訪問リハビリなら、20代の言語聴覚士であっても年収500万円いけちゃうんですよ。

まとめ:言語聴覚士が年収1000万円を目指すなら、副業×投資がおすすめ

言語聴覚士として年収1000万円稼ぐことはできます。

しかし、簡単ではないのが現実です。

いきなり1000万円を目指すのではなく、400万円・500万円・700万円・1000万円といったようにステップアップするイメージで頑張りましょう。

年収1000万円は、誰でもたどり着ける領域ではありませんし、コツコツ積み重ねた先にあるものですからね。

また、安易に起業することは避けましょう。

起業には熱意が必要であり、9割は失敗するためです。

お金のためだけで起業しても、失敗することは目に見えています。

転職や副業、投資といった低リスクで始められることを組み合わせましょう。

1つでは難しくても、複数を組み合わせれば年収アップしやすくなるためです

1つ選ぶとして、一番効率的に年収が増やせるのは、転職することですね

なぜなら、収入が減るリスクも、お金を失うリスクもないから。

年収が増える会社に転職することを繰り返せば、予想外に早く年収500万円は超えるでしょう。

副業は収益化まで(月5万円程度)、早くても1年間はかかります。

1年程度、収入0で頑張れないと収益化は難しいです。

また、投資にはリスクがあります。

投資の適性がある方ならば、3ヶ月などの短い期間で収入を得られますが、お金を失うリスクもあるのが投資です。

必ず余剰資金で投資は行いましょう。

転職は手間がかかるので簡単には勧められませんが、年収アップの手段としては一番おすすめです。

自分に合った方法で、できることから始めていきましょう。

行動した人だけが勝ち組になれます。

今回は以上です。

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