作業療法士を半年で辞めるとヤバい?新人OTがすぐ辞めるメリット・デメリット

作業療法士を半年で辞めたい…短期間でやめたら転職に悪影響はある?
作業療法士を半年で辞めるとどうなる?ヤバいことにならない?!

このような悩みを解決します。

作業療法士を半年という短期間で辞めることに、不安を覚えない方は少ないでしょう。

特に、「次の職場に雇ってもらえる?」と不安になるのは当然だと思います。

結論からいうと、作業療法士を半年以内でやめても、問題なく就職できます。

僕が人事だった時、半年以内でやめる人も、半年で辞めて応募してきた人も、実際に見てきました

本記事では、作業療法士を半年でやめても平気な理由や、短期退職のメリット・デメリットを解説します。

新卒でOTになったものの辞めたいと悩んでいる方、転職したばかりだけど合わないと感じている方におすすめの記事です。

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作業療法士を半年で辞めるとヤバい?転職できる?

結論からいうと、作業療法士を半年でやめても転職できます。

それも、あっさりできることが多いです。

根拠は、元人事である僕の実体験なのでデータは出せませんが、本当にあっさり転職できるので驚くと思います

作業療法士を半年で辞めてしまうと、

  • 経歴に傷がつくのでは?
  • 面接で不利になるんじゃ?
  • 転職できない?
  • 次でもうまくいかなかったらどうしよう…

と不安になりますよね。

たしかに、転職があっさり決まらない人もいました。

ですが、作業療法士を半年でやめて、転職できない人は一人もいませんでしたね。

みなさん、どこかしらの病院や施設に転職していきましたから。

というわけで、作業療法士を半年でやめてもヤバくありませんし、転職できるという結論を再度お伝えします。

ちなみに、作業療法士をやめた後の選択肢はご存知でしょうか?

実は、病院以外にもOTが働ける場所はたくさんあります。

なんなら、病院以外の方が待遇が良く、ちゃんと休みが取れるケースがあるほどです。

作業療法士を半年で辞めるとどうなる?採用側の目線を解説

作業療法士を半年でやめても大丈夫ということは、前章でお伝えした通りです。

ここでは、半年でやめるOTに対して、採用側は何を思うのか解説します。

結論からいうと、採用側としては、半年で退職したOTに対しては、まず疑いの目をもちます。

きっちり見極めることが仕事ですからね。

具体的には、下記のようなことを考えます。

  • 人格に問題はないか
  • なぜ半年で辞めたのか
  • 半年で辞めたのは正当な理由があるのか
  • 採用しても、またすぐに辞められるのではないか
  • 採用コストが無駄になるのではないか

上記のようなことを職務経歴書や面接を通して見極め、採用・不採用を決めます。

つまり、最初は「半年で辞めたOT」として疑いつつ、選考を通して見極めるということです。

一般職の採用手順と同じだと思ってもらってOKです。

ちなみに、やめても不思議じゃないことは採用側もわかってるので、過度な不安は不要ですよ

以下のデータは厚生労働省が公表している、新卒3年以内の離職率をまとめたデータです。

事業所規模大学高校
1,000 人以上25.0%26.0%
500 ~999人29.6%33.1%
100 ~499人32.2% 37.6%
30 ~99人39.3%46.0%
5~29人49.7%55.4%
5人未満57.7%64.9%
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の事業所規模別就職後3年以内離職率

3年以内に辞める人が、どの事業規模でも3割近くいることがわかります。

つまり、採用側は誰かしらがすぐに辞めることを前提で採用活動に当たっているということです。

半年で前職を辞めた作業療法士が来ても、特別不思議がることはありません。

問題なのは、人柄と退職理由です。

人柄に問題があれば見送ります。

また、退職理由が自分本位だったり、勤務態度に問題があったりした場合も同様です。

作業療法士を半年で辞めたとしても、人柄と理由がまともならば、あっさり転職できるのでご安心ください。

むしろ、やめたほうがいい人もいるので、無理して頑張らなくていいんですよ。

1年以内で辞める作業療法士は結構多いです。

作業療法士を半年で辞めても大丈夫!理由を解説

作業療法士を半年で辞めても大丈夫な理由は下記の3つです。

OTは転職に強いから

作業療法士は医療系専門職なので、転職に強いです。

半年で退職しても、他職種よりすぐに転職先が見つかるでしょう。

基本的に、日本全国どこに行っても需要があります。

高望みさえしなければ安定して定年まで働けるでしょう。

ちなみに、作業療法士が働ける職場でポピュラーなのは以下の通り。

  • 有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 訪問リハビリテーション
  • デイサービス
  • 整形外科クリニック
  • ジムトレーナー

作業療法士は転職先候補がたくさんあります。

病院は倍率高めですが、それ以外はそれほど高くないのでおすすめですよ。

OTは副業・アルバイトでも稼げるから

作業療法士は副業でもアルバイトでも稼げます。

全国どこでも需要があり、病院にこだわらなければ常に求人はありますからね。

高収入を目指すのは厳しいかもしれませんが、食いつなぐだけなら難しくないでしょう。

作業療法士ができる副業は以下の記事でまとめているので参考にしてください。

OT資格を活かせる一般企業にも転職できるから

作業療法士は、「OT資格を活かせる一般企業に転職すること」もできます。

OT資格を活かして働ける一般企業は増えているんですよ。

具体的には、

  • 発達支援施設
  • 福祉用具販売
  • 病院・施設経営マーケティング職

といった職ですね。

OTの経験と視点が欲しい一般企業は少ないものの、たしかにニーズがあります。

ちなみに、この方は理学療法士ですが、ダイワハウスに転職している方もいます。

【対談】企業で働く理学療法士 -大和ハウス工業 岩隈彩先生×オムロンヘルスケア 行武大毅先生

X(Twitter)より抜粋

資格者優遇制度がある一般企業なら、資格を持っているだけで月給が増えます。

このように、作業療法士は一般職にもなれる点がメリットです。

作業療法士を1年目や2年目でやめたい…転職してもいいの?

作業療法士を転職するといっても、年次によってどうしていいのかわからないと思います。

特に、1年目や2年目にとっては。

結論、作業療法士を転職するなら、1年目や2年目の方が有利なことも多いです。

なぜなら、若い作業療法士が不足していて、どこでも需要が確保されているから。

若い作業療法士は、採用コストがかかっても維持コストが安く、将来性があるので人気です。

だから、1年目だからとか、2年目だからとかで躊躇しなくていいんです。

むしろ、先に動いた方が給料が増えやすいですし、人間関係のストレスからも解放されます。

1年目~3年目の方でやめてもしてもいいのか悩んでいる方は下記も参考にどうぞ。

作業療法士を半年で辞めるメリット

作業療法士を半年で辞めることは問題ありません。

ですが、そう簡単に不安は消えませんよね。

そこで本章では、半年で退職するメリットをまとめました。

ストレスをためずに済む

作業療法士をすぐにやめることの最大のメリットは、無駄なストレスをためずに済むことです。

いわれるまでもないですよね。

嫌なことから離れられるのでストレスから解放されます。

ストレスはあらゆる病気の原因とされています。

作業療法士を半年という短期間で辞めることは、あなたの健康を守ることでもあるのです。

自分に合った職場探しに早い段階で移れる

作業療法士を半年で辞めるメリットの2つ目は、自分に合った職場探しを早く始められることです。

人生百年時代と言われる現代において、自分に合った職場探しは必須でしょう。

嫌な職場にはいるだけでストレスがたまります。

また、在職期間が長ければ、その分だけ優良求人を見逃すことにもなりますよね。

半年以内で見切りをつけて退職することは、次のステップに移るための有効打です。

無駄なキャリアを過ごさずに済む

作業療法士を半年で辞めるメリットの3つ目は、無駄なキャリアを過ごさずに済むことです。

辛い職場・嫌な職場で頑張ってもメリットはありません。

意欲がわかないでしょうし、スキルも身に付きませんからね。

ストレスがたまる一方でしょう。

それならば、早いところ次の環境に移ったほうが合理的です。

第二新卒ブランドを使える(25歳前後の方)

作業療法士を半年で辞めるメリットの4つ目は、第二新卒ブランドが使えることです。

第二新卒とは、学校(大学・専門学校)を卒業してから3年程度の若年層を指します。

実は、昨今では第二新卒の需要が高まっているんですよ

なぜなら、社会人としての能力やスキルがある程度身についた人材を、若い段階で獲得できるから。

採用する側からすれば、第二新卒は宝の宝庫なんです。

25歳前後の人は第二新卒として転職しやすいので、作業療法士を半年で辞めても「第二新卒ブランド」を使えます。

作業療法士を半年で辞めるデメリット

作業療法士を半年で辞めるデメリットもあります。

どちらも確認してみましょう。

雇ってもすぐにやめると思われるリスクがある

作業療法士を半年で辞めるデメリットの1つ目は、雇ってもすぐにやめると思われるかもしれないことです。

採用側の視点ですね。

前職を半年という短期間で辞めると、採用側は「またやめられるのでは?」と考えます。

採用にもコストがかかっていますからね。

そう思われないように、面接や職務経歴書には、半年で辞めた理由と今後の展望を論理的に伝えましょう。

退職癖がつくリスクがある

作業療法士を半年で辞めるデメリットの2つ目は、退職癖がつくリスクがあることです。

何度も転職を逃げ道として使うと、嫌だから逃げるという逃げ癖がつきます。

面接官に見抜かれるので、どこにも雇ってもらえなくなるでしょう。

安易に転職して逃げようとは思わないほうが良いです。

アピールできる材料が少ない

作業療法士を半年で辞めるデメリットの3つ目は、アピールできる材料が少ないことです。

転職経験者のベテランなら話は別ですが、新卒1年目だとアピールポイントがありません。

選考では、前職で培ったスキルや実績を伝えることが合格の秘訣ということを頭に入れておきましょう。

第二新卒として将来性を見込まれるなら、スキルや実績はある程度スルー出来ますが、そうでないなら厳しいと思ってください。

作業療法士を半年で辞めてもよくなるとは限らない

最後に1つ、大事なことをお伝えします。

作業療法士をやめても、現状が良くなるとは限らないということです。

本記事を読んでいるのは、作業療法士になって半年、またはOTとして転職して半年以内の方だと思います。

いずれの場合でも、今が苦しくて辛くて、どうにかしたくて転職を考えているんですよね。

行動しようとしているのは、とても素晴らしいことだと思います。

ですが、転職しても確実によくなるとは限らないのが現実です。

転職先に、話が通じない上司や同僚がいるかもしれない。

転職先が求人内容とは違ってブラックかもしれません。

せっかく転職したけど、転職先でもダメで、再転職することはよくあります。

だからこそ、そうならないための工夫が必要です。

少しでも転職成功率を上げるために、転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントは転職のプロであり、実績と情報があります。

エージェントの最大の強みは、現場・内部の情報を知っているということです。

その職場で働いている人、働いていた人から生の情報を得ているからこそ、転職エージェントを使った転職の成功率は高いのです。

ですので、転職するなら転職エージェントの活用が必須になります。

転職エージェントは完全無料で使えるので、使わない手はありませんよ。

無料の理由は下記記事でまとめています。

転職を考えている方は、下記記事を参考にしたうえで、転職を再度ご検討ください。

今の環境よりよくなるかはわかりませんが、辛い職場から離れることはできますから。

まとめ:作業療法士を半年で辞める前に、よく考えて

作業療法士を半年で辞めても、就職先はいくらでもあります。

OTの資格があれば全国どこでも働けますし、待遇にこだわらなければ2週間以内で転職することも不可能ではありません。

ですが、転職すれば辛さから解放されるとは限らないことは、頭に入れておいてほしいです。

人間関係で悩んでいて、その対策として転職を考えているとします。

人間関係がうまくいかない原因があなた自身にあった場合、環境を変えても無意味です。

変えるべきは環境ではなく、あなた自身だから。

あくまでも手段の1つとして、転職を考えてほしいです。

どうしても辛かったり、今の職場が本当にダメな場合は、転職しましょう。

人生100年時代。

辛い職場で頑張り続けるメリットはありませんから。

今回は以上です。

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