作業療法士の転職は難しいの?実際のところが知りたい…
作業療法士です。転職がうまくいきません。コツはありませんか?
このような悩みを解決します。
この記事を書いた私は、200床の回復期病院で人事担当(業界歴3年)をしています。
当サイトの記事は、未だに繋がりがある複数の現役PT/OT/STの声をもとに執筆しています。
現場の声が聴きたい方や、リハビリ職の最前線が知りたい方におすすめです。
また、マイナビニュース転職の監修実績もあるので、信頼性はご安心ください。
作業療法士は転職する人が多いですが、いざ自分が転職しようとすると「ちゃんと転職できるかな」と不安になりますよね。
結論、一概に「作業療法士の転職は難しい」「作業療法士の転職は簡単」とはいえませんが、実際に転職している人を見る限りは、難しくない場合が多いといえるでしょう。
スキルや経験、その時の転職市場の動向など、あらゆる条件が絡むためです。
あっさり転職できる人もいれば、なかなか転職先が決まらない人もいます。
まあ、作業療法士は転職に強いので、なかなか転職できない人は少数派ですけどね。
作業療法士はオワコンという真実と嘘!理由と将来性を解説でもまとめていますが、作業療法士は将来性も需要もあるためです。
将来性も需要もあるから、転職できるわけですからね。
とはいえ、作業療法士が転職できるタイミングには期限もあります。
本記事では注意点も踏まえ、作業療法士の転職事情や転職する方法、転職を成功させるためのコツをまとめました。
ぜひ参考にしてください。
作業療法士の転職は難しい?結論:人による
作業療法士の転職が難しいのかというと、一概には作業療法士の転職が難しいとはいえないが、実績を見ると難しくない人が多いと言える、となります。
???という感じだと思うので、解説していきますね。
このように言える理由は、同じ条件・状況の人は一人もいないから「難しいとも簡単とも」一概にはいえないが、実績をみてきた限りでは難しいとも言えないという背景があります。
実際に僕は、ポンポン転職できる人もいれば、苦戦している人も見てきました。
作業療法士といっても、人によってあっさり決まる人もいればそうではない人もいます。
一概に「作業療法士の転職は難しい」とも、「作業療法士の転職は難しくない」とも言えません。
転職では、下記などの要素が絡むためです。
- 経験年数
- スキル
- 転職の理由と目的
- 転職先に希望する条件
- 転職市場の状況
個人のスキルや経験はもちろん大きな要素です。
優秀な人と、そうではない人では内定数が違って当然ですよね。
欲しがる企業数が異なりますから。
また、個人能力だけでなく、転職市場の状況も、転職成功率には大きく影響します。
需要と供給のバランスというやつです。
売り手市場なら、実力が足りていなくても採用されることがありますし、買い手市場なら実力があっても採用され場合もあります。
このように、転職は個人能力以外にも複数の要素が絡むため、一概に転職が難しいとも簡単ともいえません。
結局は人によりますからね。
ただ、人事の視点で実績をもとに言うなら、作業療法士の多くはあっさり転職先を決めているので難しくない場合が多いと言えるでしょう。
作業療法士の就職は厳しい?OT需要は今後高まる一方ですで解説していますが、作業療法士は転職に強いためです。
作業療法士は医療系の国家資格ですからね。
転職に強いからこそ、繰り返し転職してキャリアアップしたり、給料を増やしたりする人が多いわけです。
つまり、一概には作業療法士の転職が難しいとはいえないが、実績を見ると難しくない人が多いと言える、となります。
ちなみに、作業療法士の場合は1年目であっても転職先があっさり見つかることは少なくないです。
作業療法士を1年目で辞めたい…やめたほうがいい理由を人事が解説でまとめていますが、1年目だからこその強みがあるためですね。
むしろ、1年目のほうが転職しやすい傾向ですので、1年目でやめたいと悩んでいる方はチャレンジする価値はあると思います。
作業療法士から一般企業(他職種)への転職となると、難しいです
もし、作業療法士から一般企業への転職を希望しているようでしたら、難しいかもしれません。
なぜなら、2023年2月時点で作業療法士を求めている一般企業は少ないから。
単純な需要(求人数が少ない)の問題で、作業療法士から一般企業への転職は難しいでしょう。
詳細は、作業療法士から一般企業への転職がおすすめな4つの理由を人事が解説でまとめています。
作業療法士を1年目や2年目でやめたい…転職してもいいの?
作業療法士を転職するといっても、年次によってどうしていいのかわからないと思います。
特に、1年目や2年目にとっては。
結論、作業療法士を転職するなら、1年目や2年目の方が有利なことも多いです。
なぜなら、若い作業療法士が不足していて、どこでも需要が確保されているから。
若い作業療法士は、採用コストがかかっても維持コストが安く、将来性があるので人気です。
だから、1年目だからとか、2年目だからとかで躊躇しなくていいんです。
むしろ、先に動いた方が給料が増えやすいですし、人間関係のストレスからも解放されます。
1年目~3年目の方でやめてもしてもいいのか悩んでいる方は下記も参考にどうぞ。
作業療法士をやめてよかったことは?
ここでは、転職した作業療法士に「作業療法士をやめてよかったことランキング」を聞いたのでご紹介します。
一般職に転職した人に聞きました。
- 人間関係のストレスがなくなった
- 給料が増えた
- OTの魅力に気づけた
1番多かったのが、人間関係のストレスがなくなったことでした。
上司とうまくいかなくて転職する人が多かったので、納得の理由です。
2番目に多かったのは、給料が増えたことでした。
作業療法士の給料は安いだけでなく、上がることが殆どありません。
そのため、一般企業に転職しただけで給料が増えたということですね。
3番目に多かったのが、OTの魅力に気付けたことでした。
作業療法士をやめたことで、OTの良さに気づけたということですね。
作業療法士の場合は、免許さえあれば出戻りができるので、OT→一般企業→OTという事ができます。
詳細は、作業療法士をやめてよかったことランキング【人事が聞いた】でまとめているので、もっと詳しく知りたい方は参考にしてください。
作業療法士の別の道【OT資格を活かせる仕事】
作業療法士の転職先候補はどのようなところがあるのか、気になりますよね。
候補はこちらでまとめていますので、参考にしてください。
作業療法士が転職する流れ
作業療法士の転職は、以下の流れで進みます。
この方法を使うことで、自己応募では落ちてしまうような求人でも通過しやすくなるので参考にしてください。
- 複数の転職エージェント・サイトに登録する
- 転職エージェント・サイトで、気になる求人を見つける
- 転職エージェントに気になった求人を連絡する
- 転職エージェントを経由して、推薦状付きで応募する
- 内定
現代の転職は、転職エージェントを活用する方法が一般的になっています。
- 働きながら転職できる
- 求人を探す手間がない
- 書類選考・面接対策をしてもらえる
- 料金が無料
上記のようなメリットがあるためです。
そのため、転職エージェントに登録することが、作業療法士の転職の第一歩になります。
登録すると、専属のエージェントがつくので、エージェントの指示に従っていれば、応募~内定まで進みますよ。
一昔前のように、求人を自分で探して自分で書類を作って、自分で応募して…と、めんどくさくないのは嬉しいですよね。
作業療法士の転職が難しい!うまくいかない場合の対処法を解説
もし、作業療法士としての転職がうまくいっていないようなら、下記の対処法を参考にしてください。
作業療法士が転職に成功するコツは、下記の5つです。
- 自己分析をしっかりする
- 情報収集を徹底する
- 職場の見学をする
- 自己アピールを積極的に行う
- 転職エージェントを活用する
コツについての詳細は、【完全無料】作業療法士が転職する方法と成功のコツを人事が解説でまとめています。
めんどくさがらずに1つ1つ取り組むことが、結果的には最短経路になります。
転職できない作業療法士の特徴
おまけで、転職ができない作業療法士の特徴も紹介しておきます。
下記に当てはまっていると転職がうまくいかないことが多いので、ご注意ください。
- 転職の目的があいまい
- 条件を気にしすぎる
- 情報収集が甘い
- 他責思考
- 退職してから転職活動する
詳細は、作業療法士が転職に失敗する5つの理由と採用されるコツを人事が解説でまとめています。
もし、当てはまっていることがあったら、参考にすることをおすすめします。
作業療法士が転職するなら何年目がいいの?
いざ転職しようと思えば、何年目に転職すべきなのか、何年目が転職しやすいのか気になりますよね。
結論、作業療法士なら何年目であっても転職できるので、転職したいと思ったタイミングで転職すべきです。
「何年目になったから転職しよう」という考えではなく、「○○したい」といった具体的な目標ができたら転職しましょう。
転職には期限があるためです。
年齢の壁ではなく、作業療法士業界全体に対するリミットですね。
どんどん転職難易度は上がっていくことが予測されています。
詳細は、作業療法士をやめたい…と悩んだ今こそキャリアチェンジがおすすめな理由で解説しているので参考にしてください。
「何年目がいい」とかではないんですよね。
転職には、下記のように様々な要因が絡んできます。
- 経験年数
- スキル
- 転職の理由と目的
- 転職先に希望する条件
- 転職市場の状況
何が言いたいのかというと、同じ条件・状況で転職活動に挑む人は一人もいないということです。
そのため、一概に「何年目になったら転職すべき」「何年目だから転職成功しやすい」なんて言えません。
結局は人によって違うためです。
だからこそ、やる気がある時期に転職することが、最も成功しやすいタイミングと言えます。
とはいっても、比較的転職が成功しやすいかな…という時期はありますね。
目安としてのおすすめ時期は、2月・3月・8月・9月ですね。
2月と8月は求人が増え始める前の穴場の時期で、掘り出し物がある可能性があります。
3月と9月は、単純に求人数そのものがグッとが増えるので、応募数に比例して転職が成功しやすいとされるためです。
ただ、3月と9月は求職者(ライバル)も増えるので、単純に有利とはいえません。
2月や8月といった穏やかな時期に、ピンポイントで素晴らしい企業求人に出会えることが最高ですね。
まとめ|作業療法士の転職が難しい場合は時期をずらすという手もある
作業療法士の転職が難しいかどうかは人によります。
経験やスキル、求めている条件、その時の転職市場の動向など、複数の要因が絡むためです。
あっさり転職できる作業療法士もいれば、うまくいかないOTもいます。
とはいえ、作業療法士は転職に強いので、それほどビビる必要はないですよ!
正しい順序、正しい方法で転職をすれば、それほど苦戦することなく転職できるはずです。
どうしても転職がうまくいかない場合は、時期をずらしてみるという方法もあります。
2月や3月、8月や9月といった比較的転職しやすい時期ではなく、あえて5月や1月といった転職する人が少ない時期に転職してみるということですね。
求人が少ないので応募は限られますが、ピンポイントで要望通りの企業が応募していることもあります。
周りが動かない時期に動くことで、あっさり転職できるかもしれませんからね。
どのみち、転職エージェントの利用は必須です。
働きながら転職するならエージェントなしではほぼ不可能ですので、積極的に活用していきましょう。
今回は以上です。