理学療法士が楽しくない…やめたほうがいいのかな?
理学療法士が楽しくないって理由でやめてもいいの?どうすればいいんだろう…
このような悩みを解決します。
理学療法士として働いているものの、楽しくないから辞めたいなぁ…なんて思っていませんか?
「仕事なのでつまらなくて当たり前」という意見はごもっともです。
しかし、1日の大半を費やす仕事がつまらないのは、辛いですよね。
結論からいうと、理学療法士が楽しくないという理由でやめるのはアリです。
むしろ、時間がもったいないのでやめたほうがいい場合もありますね。
【やばい】理学療法士はやめとけと言われる理由と今からすべき対策でもまとめていますが、普通の理学療法士は淘汰されるので、今のうちから行動すべきですし…。
僕も楽しくない仕事を続けるだけの毎日が地獄すぎて、ストレスが溜まりまくっていました
本記事では、理学療法士が仕事を楽しくないと感じる理由や対処法を解説します。
やめてもいいと言える根拠もあるので、楽しくないと感じる毎日から脱却したい方は、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
理学療法士が楽しくないときの対処法5選
理学療法士が楽しくないときの対処法は下記の5つです。
1つずつ解説しますね。
対処法①:目標を立てる
1つ目の方法は、目標を立てることです。
なぜなら、目標の欠如がつまらない毎日の原因だから。
自分で目標を立てて、業務に励みましょう。
これだけでも、仕事に対する充実度や向き合い方が大きく変わるので、退屈ではなくなります。
目標を持つことの重要性は、みなさんもわかっているはずです
理学療法士の国家試験に合格するという目標を持って、勉強を頑張りましたよね。
大変だったかもしれませんが、退屈ではなかったはずです。
自分で目標を立てて働くだけで、楽しくない毎日から脱出できますよ。
対処法②:小さな刺激を作る
2つ目の方法が、小さな刺激を作ることです。
何かしらの刺激があれば、退屈ではなくなるためですね。
刺激を自分で作れば、楽しくない作業でも楽しくなります。
例えば、患者さんをいつも以上に観察してみること。
- 目の動き
- 話し方
- 声のトーン
上記からは、患者さんの健康状態や心理がある程度わかります。
なんとなく接するのではなく、よく観察してみてください。
意識しないとわからないような、些細な変化に気づける有能な理学療法士になれます。
対処法③:初心に戻る
3つ目の方法が、初心に戻ることです。
自分が理学療法士になった目的やきっかけを思い出してみてください。
これだけでも、モチベーションが回復できるはずです。
理想を思い出すことで、少しでもワクワクしませんか?
ダメな理学療法士ほど初心を忘れているので、原点回帰は大事ですよ。
対処法④:上司に相談する
4つ目の方法が、上司に相談することです。
なぜなら、円滑に業務ができるようにすることが上司の仕事だから。
正直に、今の仕事がつまらないという相談をしてみてください。
楽しくないと思っている理由を明らかにして、一緒に対処してくれるはずです。
もし、話を聞いてくれない上司なら、直接人事に相談しましょう。
退職はされたくないので、配置転換してくれる可能性があります。
対処法⑤:転職する
5つ目の方法が、転職することです。
なぜなら、あなたを退屈させている環境そのものを変えられるから。
理学療法士が楽しくないと感じる理由が「職場や人間関係にある」場合、転職という方法を検討すべきですね。
具体的には下記のとおりです。
- 上司とあわない
- 給料が安い
- 患者さんが無理
- 同僚にいじめられている
- パワハラ・モラハラ
- サービス残業で精神的に追い詰められている
理由はいくつかあると思いますが、職場そのものがダメなら、転職するしかありません。
給料が原因なら、転職すれば年収500万円は超えるので、転職一択ですね
詳細は、勝ち組PTに聞いた!最も簡単に理学療法士が勝ち組になる方法でまとめているので、参考にしてください。
20代でも年収500万円超えは可能です。
理学療法士が楽しくない!つまらないと感じる6つの理由
理学療法士の仕事が楽しくないと思う理由で多いのは下記の6つです。
楽しくないと感じる理由を知ることで対処できるので、ご自分の状況を把握してみてください。
1つずつ解説しますね。
理由①:理想の働き方ができていないから
1つ目の理由が、理想の働き方ができていないためです。
- 自分の思ったように働けない
- いちいち許可を取らなければいけない
- 雑務が多すぎる
上記のように、理学療法士はリハビリ以外の制約も多いです。
チーム医療が基本ですからね。
そのため、期待していたような働き方ができなくて、楽しいとは思えなくなります。
理由②:患者さんのためになっている実感がわかないから
2つ目の理由が、患者さんのためになっているという実感がわかないためです。
いわゆる、やりがいを感じないという意味ですね。
理学療法士は、患者さんの回復がはっきりわかる時もあれば、そうではない時もあります。
担当する患者さんや病棟にもよりますが、はっきりわかる人とそうではない人でわかれるんですよね。
頑張って計画を立て、リハビリをしても自分の頑張りが結果にならないと、モチベーションに影響します。
理由③:やりたいことができないから
3つ目の理由が、やりたいことができないからです。
理学療法士になった人は、大きく2パターンに分けられます。
- 目的がある人
- なんとなくなった人
目的があるというのは、スポーツ分野で貢献したい!など、明確にやりたいことがある人です。
目的があって入社したのに、やりたいことをやらせてもらえないから楽しくないと感じるパターンですね。
数年はできなくても仕方ありませんが、4年経っても関わらせてもらえないなら、転職を検討すべきでしょう。
行動するなら「今」ですね。
理学療法士をやめたい…9割が知らない「今」転職すべき理由で解説していますが、「今」行動しないと、どんどん自分の首を絞める事になるためです。
やりたくないことを何年も続けることは地獄ですよね。
苦しむ時間はあなたのスキルアップの妨げにもなります。
理由④:業務量が多すぎるから
4つ目の理由が、業務量が多すぎるためです。
理学療法士の業務量は、経験年数と一緒に増え続けます。
リハビリとカルテ記入だけでいいのは、1年目だけです。
徐々に実習生対応や委員会への参加などが増えていき、サービス残業を毎日するようになるんですよね。
このように、業務量ばかり増えて仕事に追われることで、理学療法士が楽しくない…と思う人も少なくありません。
理由⑤:給料が安いから
5つ目の理由が、給料が安いためです。
求人サイト大手の求人ボックス(PT平均年収)によると、理学療法士の平均年収は369万円となっています。(2024年3月確認時点)
2021年9月に国税庁が発表した「令和2年分 民間給与実態調査統計」によれば、現在の日本人の平均年収は約430万円です。
つまり、理学療法士の給料は安いといえますね。
残念なことに、将来的な昇給もほとんど見込めません…
昇給がない理由は、理学療法士と作業療法士の給料が安い5つの理由【給料を上げる方法は?】でまとめていますが、リハビリ職の給料は今後も増えないと思われます。
給料は増えないのに、業務量ばかり増える。
それでは、理学療法士の仕事が楽しくないと感じるのは当たり前ですよね。
こんな理学療法士の現状から、生活できない人も出てくるなんていわれています
結婚はおろか、生活できないなんて辛すぎますよね。
実情と対策は、理学療法士は生活できないと言われる理由と実態を人事が暴露でまとめているので、参考にしてください。
生き残る理学療法士になる方法がわかります。
理由⑥:理学療法士に向いていないから
理由の6つ目が、理学療法士そのものに向いていないためです。
あなたに問題があるのではなく、理学療法士という職種があなたに向いていないということですね。
適性に関しては、どうしようもないので、転職が視野に入ります。
向いていないというのは性格や適性の問題ですので、あなたに非は全くありません
理学療法士に向いていない人は、理学療法士に向いてない学生は?向いている人の特徴を人事目線で解説でまとめていますが、下記の特徴があります。
- 向上心がない
- 体力がない
- 他者と関わることが苦手
- お金持ちになりたい
絶対に向いていないとはいえませんが、上記に当てはまる人は理学療法士に向いていない可能性が高いです。
とはいっても、理学療法士そのものを辞める必要はないですよ。
理学療法士として、職場を変えるだけで改善されるケースもあるためです。
活躍できる職場はたくさんありますからね。
理学療法士が働ける職場は、理学療法士の別の道は?資格を活かせるセカンドキャリアおすすめ職場一覧でまとめているので、この機会にチェックしてみてください。
病院以外でも働く場所はたくさんあります。
理学療法士が楽しくない!やめてもいい3つの理由
理学療法士が楽しくないという理由でやめてもいいと言える根拠は、下記の3つです。
1つずつ解説しますね。
理由①:「楽しくない」は苦痛になるから
1つ目の理由が、いずれは苦痛に変わる恐れがあるからです。
仕事が楽しくないという感情が、「辛い」に変化するということですね。
辛いに変わるとヤバい理由は、精神的なストレスがかかるから。
うつ病や適応障害などの精神疾患が問題視されていますが、発症要因の殆どは「仕事のストレス」です。
「楽しくない→辛い」に変化して、放置すると本格的にヤバいので、「楽しくない」の段階で対処できるのが理想的ですね。
もちろん、「辛い」に変わる人もいれば、変わらない人もいます。
違いを分けるのは「今の仕事が嫌じゃないか」です。
楽しくなくても「嫌ではない」なら、辛いに変化する可能性は低いでしょう。
しかし、今の仕事が嫌だと思っているなら、精神的なストレスが必ずかかっています。
自分の心を向き合い、本当に嫌じゃないのか考えてみてはいかがでしょうか。
すでに疲れを自覚している方は、理学療法士が辛い…疲れたときの対処法3選【現役PTのストレス対策】をご覧になってください。
明日からできる対策をまとめています。
理由②:成長できないから
2つ目の理由が、成長できないからです。
成長するためには努力が必要であり、努力するためにはモチベーションが必要だからですね。
楽しくないと思っている時点で、モチベーション維持は困難でしょう。
成長できないとヤバい理由は、将来的に失職するリスクがあるためです。
理学療法士の将来性は、理学療法士は年収低いという現実!負け組ではない理由を人事が解説で解説していますが、ちゃんと将来性はあります。
しかし、生き残れる理学療法士になれるかどうかは、別問題です。
なぜなら、本当に必要なスキルを持った理学療法士だけが生き残れるから。
つまり、成長していないと将来的にはやっていけないんですよね。
成長できない環境にいること自体がリスクなんです。
というわけで、成長するために今の職場をやめてもいいといえます。
理由③:転職に強いから
3つ目の理由が、理学療法士は転職に強いからです。
転職したことがないと知らないはずですが、理学療法士は本当に転職に強いんですよ。
なぜなら、医療系の国家資格だから。
将来性はもちろんありますし、全国どこにでも求人があることが証拠でしょう。
楽しくない…でも転職できるかなぁ…と不安になる必要はありません。
つまり、理学療法士は転職に強く職場を選べるので、わざわざつまらない環境に居続ける必要はないということです。
また、理学療法士を1年目で辞めたい…【安心して辞めてよい3つの理由】でもまとめていますが、理学療法士なら新卒1年目、入社半年であっても転職できます。
それだけ需要があるんです。
理学療法士を1年目や2年目でやめたい…転職してもいいの?
理学療法士を転職するといっても、年次によってどうしていいのかわからないと思います。
特に、1年目や2年目にとっては。
結論、理学療法士を転職するなら、1年目や2年目の方が有利なことも多いです。
なぜなら、若い理学療法士が不足しているから。
若い理学療法士は、それだけで需要があるんです。
だから、1年目だからとか、2年目だからとかで躊躇しなくていいんです。
むしろ、先に動いた方が給料が増えやすいですし、人間関係のストレスからも解放されますよ。
1年目~3年目の方でやめてもしてもいいのか悩んでいる方は下記も参考にどうぞ。
理学療法士が楽しくない…辛いと思ったら黄色信号
理学療法士が楽しくないと感じるのではなく、「辛い」と思ったら心が限界のサインです。
少なくとも、今の職場は向いていないので、環境を変えるべきでしょう。
うつ病や適応障害といった、精神疾患になりかねません。
また、毎日にように「疲れた」と自覚する場合も、同様に注意が必要です
ストレスがかかっているせいで、必要以上に神経を使っている可能性が高いためですね。
- 「少しくらい平気」
- 「まだ大丈夫」
- 「みんなも大変なはず」
上記のように考える人に限って、ある日突然仕事に行けなくなります。
「仕事が楽しくない」というのは当たり前かもしれませんが、それでも無視してよい感情ではないんです。
楽しくない仕事をどれだけ続けられるかは、人によって違いますから。
精神疾患は突然くるので、自分は平気だと思わないでくださいね。
甘えてるんじゃ…なんて悩まず、自分の心と向き合ってください。
自分をいたわるのも、仕事のうちです。
仕事が楽しくないと感じていたことが、「辛い」「疲れた」に変化しないよう、早めに行動して対処しましょう。
まとめ:理学療法士が楽しくない!自分の行動で変えられる
理学療法士が楽しくないと感じる理由や対処法をご紹介しました。
仕事なので楽しくないのは当たり前と思う人もいるでしょう。
ただ、毎日がつまらないのは苦痛だと思います。
仕事が「楽しくない」から、「辛い」に変わったらヤバいので、そうなる前に対処したいですね
仕事が苦痛に感じると、成長することはありません。
成長できないと、将来も求められる理学療法士にはなれないでしょう。
だからこそ、自分から行動して、楽しくない毎日から脱却することが大事です。
対処法は下記の5つでした。
上から順に試すことをおすすめします。
自分の行動でやれることですからね。
もし、4番目までを試してもダメなら、環境そのものを変えたほうがいいです。
なぜなら、あなた自身の努力でどうにかできるレベルではないから。
環境に問題がある可能性が高いので、職場を変えることをおすすめします。
無理して楽しくない環境で働いても、プラスになることはありません。
人生100年時代。
自分にあった職場で働くほうが合理的でしょう。
他の職場でも働ける!という事実があるだけで安心するので、転職する気がなくても情報収集だけしておくとよいですよ
備えあれば憂いなし。
いざというときに、すぐ動けますからね。
今回は以上です。