うつ病と診断されたけれど転職できるだろうか?
今の仕事は続けていけないかもしれない
うつ病でもできる仕事はある?
この記事に辿り着いたあなたはうつ病とうまく付き合いながら良い環境に転職できるか悩んではいないだろうか。
結論、うつ病の特性を理解したうえで適切なサポートを受ければ、無理なく働ける環境に身を置くことは十分に可能である。
本記事では、うつ病の人に合っている仕事の特徴や具体的な職種、転職を検討する際に注意すべきポイントなどを解説する。
なお、2020年に厚生労働省が発表した「患者調査」によると、精神疾患患者の数は約170万人となっており、実際に多くの人が悩んでいることがわかる。
ストレスなく安心して働ける環境に身を置きたいと考えている人はぜひ参考にしてほしい。
もしあなたが、転職サポートを受けるなら、うつ病に理解のある転職エージェントの利用がおすすめだ。
中でも特におすすめなのは、うつ病に悩む人に対する支援実績が高い「dodaチャレンジ」を利用するとよいだろう。
無料で利用できるため、まずは登録して自分の状況を相談してみよう。
この記事の要約・まとめ
Q うつ病でも働きやすい職種ってありますか?
Q うつ病でも働きやすい職種はどんなところですか?
A 次の3つの特徴があるところが働きやすい。
- 多くの人と関わらない
- 自分のペースで仕事ができる
- リモートワークなど柔軟な働き方ができる
さらに専門スキルがあると働きやすさと給料の両立も叶いやすい。
今後転職活動を進めていくなら意識してほしい。
うつ病の人に合う仕事4選
うつ病の人が無理なく働ける仕事は以下の4つである。
自分のペースに合わせてできる仕事
うつ症状が出ていても自分のペースで働ける職場なら、働きやすい傾向にある。
実際にマイペースで働いて仕事ができたという口コミを紹介しよう。
うつ病の症状が心配な場合は、自分のペースに合わせてできる仕事を選ぶと良いだろう。
ペース配分が自由ではない仕事を行うと、ノルマや納期などから感じるプレッシャーが精神的に大きな負担になりやすいためだ。
とはいえ、どのような仕事にもミッション(役割)や期日はある。
役割や期日が自身にとって過度なものでないかは前もって確認しておくことで、ある程度マイペースに働けるだろう。
あわせて、無理なくスムーズに仕事が進められるように業務遂行に必要なスキル・スケジュール管理能力・調整力などを高められるような工夫もおすすめ。
会社が要求する仕事量をこなす能力が身に付くとスケジュールの管理・調整がうまくできるようになる。
スケジュール調整をうまく行なって、ペースを乱されるような状況は減らして働けるようになろう。
多様な働き方ができる仕事
うつ病の症状がきついときは、リモートワークや時短など柔軟な働き方ができる仕事を選ぶと良い。
実際にリモートワークだと働きやすいという口コミも多数見つかった。
一部紹介したい。
働く時間や落ち着いて仕事ができる環境をある程度自分で選択できるためだ。
具体的には、フレックスタイム制・リモートワークなどであり、コロナ禍以降は柔軟な働き方ができる会社が大幅に増加している。
完全リモートワークで完結できる仕事のスキルがある場合は、フリーランスも良いだろう。
また、現職・転職を問わず、主治医のアドバイスなどを元に会社に状況を伝え、労働環境を調整してもら
えないか打診してみるのもひとつの方法である。
理解のある会社であれば、時短勤務や適切な部署への配属を検討してくれる可能性がある。
なお、フルリモートワークの転職について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にすると良いだろう。
人間関係が良好・接触が少ない仕事
人間関係が悪かったり、多くの人と接したりするとうつ症状が悪化することがある。
そのため人間関係が良好な仕事、普段から人との接触が少ない仕事も無理なく続けやすい。
実際にうつで悩む人は人間関係で大きく働く意欲が変わるというSNS投稿がみられた。
うつ病の人は人間関係に過度な緊張やストレスを感じやすく、メンタルに悪影響を及ぼす可能性が高い。
緊張やストレスからくるプレッシャーで仕事のパフォーマンスが低下すると、ミスが発生しやすくなる。
そのほかにもプレッシャーを感じて萎縮するといった負のループに陥る恐れもある。
しかし、職場の人間関係は実際に働いてみないとわからない場合がほとんどだろう。
それゆえに退職理由の上位に人間関係は常にランクインしている。
非対面で完結できる仕事や人との接触が少ない仕事を選ぶことが重要だ。
さらに、会社・同僚・上司に自分の状況に対する理解を得ておくなどの対策も講じておきたい。
うつ状態であるときは人間関係がクリーンな職場だと働きやすいため、自身でできる対策をして就職活動を行おう。
専門スキルが身に付く仕事
うつ状態の時は専門スキルが身に付く仕事もおすすめである。
目に見えてスキルアップする仕事は少しずつ自信につながるうえ、スキルアップにともなって収入が増加する可能性が高いためだ。
専門職ははじめから高いスキルを求められると思われがちだが、実際はそうではない。
経理や人事などの職種で未経験から携われる求人や、自己学習でスキルを高めていける職種がある。
一度スキルが付けばキャリアを積み上げやすくなり、転職する際に年収アップも目指せるため、チャンスがあれば挑戦してみるのも良いだろう。
なお、バックオフィス・管理部門に強い転職エージェントとしては、dodaやマイナビエージェントがおすすめだ。
自身に専門スキルがないと嘆かず、今からできるスキルアップや未経験でも応募可能な求人を調べてみよう。
うつ病の人が転職する場合におすすめの仕事3選
うつ病の人が転職する場合におすすめな仕事は以下の通りである。
それぞれ仕事内容や特徴が異なるため、自分の適性やうつ病の程度などを考慮して参考にしてもらいたい。
在宅ワーク
最もおすすめなのは在宅で完結できる専門職である。
仕事環境やペースをある程度自分でコントロールできるうえ、対面による人との接触、仕事上関わる人がともに少なく、緊張やプレッシャーを感じにくいためだ。
具体的な職種は以下のようなものである。
- プログラマー
- Webデザイナー
- Webライター
- 在宅事務
いずれも納期さえ守れば進め方は自由という場合が多く、自身のコンディションにあわせて仕事を進めやすい。
プログラマー・Webデザイナーは、業務経験がなくとも独学や外部の講座などを活用しよう。
講座を受ければ実務をスタートできる程度の基本的なスキルは身に付けられる。
Webライターは未経験からでも実務を始められるハードルの低さが特徴だが、最初のうちは収入が低い傾向にある。
しかし、努力とその後のスキル次第で収入を上げていける点が魅力だ。
一方、在宅事務も未経験で始められる。
在宅事務の場合はデータ入力や資料作成など比較的業務の難易度が低い傾向にあるが、上記3つの職種に比べると収入が低く、伸びしろも少ない。
同じ在宅ワークでもそれぞれ仕事の性質や特徴が異なるため、向き・不向きがわかりやすい仕事といえるだろう。
未経験からWebデザイナーを目指してみたい場合は、以下の記事を参考にすると良いだろう。
一般事務
うつ病状態の人におすすめなオフィスワークでは、一般事務が人気だ。
ほかの職種に比べると対人業務が少なく、基本的にノルマはなし、加えてマニュアルに沿って同じ仕事を繰り返すケースが多いためだ。
具体的な業務内容は以下のようなものである。
- データ入力
- 資料作成
- ファイリング
- スキャニング
- 外部機関の手続き
また、コロナ禍以降は一般事務職でも部分的に在宅ワークを取り入れる動きが見られるため、会社によってはオフィスワークと在宅ワークのハイブリッドで勤務できるケースもあるだろう。
出社をともなう数ある仕事のなかで、比較的緊張やプレッシャーが少ないという位置付けで捉えておくと良いだろう。
一般事務を含むバックオフィス・管理部門に強い転職エージェントは、dodaやマイナビエージェントがおすすめである。
軽作業
軽作業もうつ病の人におすすめの仕事の1つである。
こちらも人との接触が少なく、マニュアルが充実していて仕事がしやすいためだ。
加えて、支援機関でトレーニングを積んでから就職することもできるため、未経験からでも就職しやすいという特徴がある。
具体的な仕事内容は以下のようなものだ。
- ピッキング
- 商品の梱包・組み立て
- 商品の陳列
- 在庫管理
- 清掃
ある程度仕事をこなせるようになると、マニュアル整備や新人教育などを任されたりと、新たなやりがいを見つけられるケースも少なくない。
企業によっては、体を使う体力仕事とデータ入力などの事務作業を兼任する場合などもあるため、さまざまな求人を見て比較してみると良いだろう。
うつ病の人が転職を検討する際の注意点5選
うつ病の人が転職する場合は、以下5点に注意してもらいたい。
気持ちに余裕がない状態で行動しない
まずは気持ちに余裕がない状態で衝動的に行動しないことが大切である。
追い詰められているような心境、考えるべきことが多すぎて混乱しているような状況は、冷静な判断力が低下している場合が多く、誤った判断をしやすい。
特に退職・転職のような生活に直接影響するような重要な判断は要注意である。
出勤や人と話すことが辛く、今すぐにでも辞めたいという衝動に駆られることもあるだろう。
しかし、勢い任せで退職してしまうと「次の仕事はどうしよう」「お金がどんどん減っていく」などの新たな悩みが発生し、さらにうつ病が悪化してしまうリスクがある。
仮にうまく転職できたとしても、急激な環境変化に適応しきれず、これも症状が悪化してしまう要因になり得ることを理解しておく必要がある。
まずは休職して気持ちの余裕を取り戻す
どうしても辛い場合は、有給休暇や休職などを使って休むことを優先しよう。
まずは気持ちの余裕や冷静な判断力、活動するためのエネルギーを取り戻すことが先決だからだ。
気分が上下する状態で仕事を続けたり転職活動を始めたりすると、仕事のプレッシャーや環境の変化に疲弊してしまい、うつ病が悪化しかねない。
一方、有給休暇や休職は「いざとなったら戻れば良い」という選択肢を残しておくことは、安心材料になる。
また、ストレッサー(ストレスの原因)から距離を置くことで症状が軽減する可能性もある。
休んでいる間に規則正しい生活を心がけることで体調も安定しやすくなるだろう。
ストレスの傾向と対処法を把握する
気持ちに余裕が出てきたら、ストレスの傾向を分析し、対処法を把握しよう。
ストレスの要因・症状など、何に対してストレスを感じるか、どの程度ストレスがかかるかは人によって異なる。
自分の傾向と対処法を把握するセルフチェックの方法には以下のようなものがある。
- 日頃から自分の精神状態を日記につける
- 気持ちが落ち込む兆候、落ち込んだきっかけをメモする
- 自分の気持ちが上がるモノ・コトをリスト化する
ストレスの傾向がわかればストレッサーも明確になるため、自分の意思で距離を取れるようになるはずだ。
対処法がわかっていればある程度気持ちの変化をコントロールできるだろう。
また、精神保健福祉センターや就労移行支援施設に在籍している、精神保健福祉士や臨床心理士などの専門家に相談するのもひとつの方法である。
退職・転職は自分ひとりで判断しない
退職・転職は自分ひとりで判断せず、周囲や専門家に相談しながら進めよう。
知識がないなかで進めようとすると、退職のやり取りや転職活動に苦戦・長期化する可能性が高いためだ。
たとえば、就職活動の進め方にも2種類ある。
- オープン就労:うつ病であることを開示して就職活動をする
- クローズ就労:うつ病であることを言わずに就職活動をする
オープンかクローズかによって活用できるサービス・機関・雇用枠などが異なり、進め方やすべきことも変わってくるため、事前知識が必要だ。
また、うつ病であることを理解したうえで対応・採用してくれる企業と出会える可能性も大きく異なる。
相談できるサービスや機関は次項で詳しく解説するので参照してもらいたい。
障がい者雇用枠での転職も検討する
症状の程度によっては、オープン就労で障がい者雇用枠での転職も検討しよう。
障がい者雇用枠は障がいや症状に対する理解があるのはもちろんのこと、合理的配慮を受けて働きやすい環境を確保できる可能性が高いためだ。
就業後にうつ病が改善に向かえば、一般雇用枠に切り替えてもらったり、改めて一般雇用枠での転職活動をしたりといった道もある。
ただし、障がい者雇用枠での転職や支援サービスを受けるためには、障害者手帳を持っていることが条件となっている。
そのため、既往歴がある場合は「精神障害者保健福祉手帳」の取得を検討してみてもらいたい。
うつ病の人が転職する際におすすめの方法4選
うつ病の人が転職活動をする際は、以下4つの機関・サービスの支援を受けるのがおすすめである。
どのような働き方や支援を求めるかで使う機関やサービスが異なる。
自身に合ったものを選ぼう。
ハローワークの障害者窓口
ハローワークは無料で求職者を支援している公的機関であり、障がい者専用の窓口も設置されている。
応募書類の添削・模擬面接・就職面談会などのイベントが開催されており、障がい者雇用枠・一般雇用枠問わず就職・転職につながるサポートを実施している。
幅広い内容の求人を大量に保有しているため、自分の状況にあった仕事が見つかる可能性がある。
ハローワークは全国500箇所以上に点在しているため、最寄りの窓口を訪ねてみると良いだろう。
就労移行支援サービス
就労移行支援サービスとは、障害者総合支援法にもとづく福祉サービスのひとつであり、就労トレーニングをはじめとする支援を行っている機関である。
一般企業への就職を目指す障がい者のうち、休職中・離職中の人が対象となっており、9割以上の事業所が無料で利用できるようになっている。
トレーニングの内容は多岐にわたり、以下のようなものが用意されている。
- PCトレーニング:タイピングやデータ入力など
- メンタルトレーニング:認知行動療法など
- コミュニケーショントレーニング:グループワークやディスカッションなど
- 就労スキルトレーニング:報連相・タスク管理・伝え方など
- 軽作業トレーニング:ピッキング・封入など
トレーニングを兼ねた模擬就労が行われている場合もあり、新しい環境にスムーズに馴染めるような仕組みも存在する。
また、就職後は本人・企業・支援員の3者で行われる定着面談もあり、就職した職場で長く勤められるような支援も行われている。
うつ病の人を支援対象としている事業所も多いため、利用を検討してみると良いだろう。
地域障害者職業センター
地域障害者支援センターは、障害者雇用促進法にもとづいて、各都道府県に設置されている公的な支援機関である。
ハローワークなどの支援機関や企業などと連携して、専門的な職業リハビリテーションを提供しており、障がい者支援寄りの機関といえる。
地域障害者職業センターで受けられる支援には以下のようなものが挙げられる。
- 職業評価
- 職業準備支援
- 職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業
- 精神障害者総合雇用支援
- 事業主に対する相談・援助
- 地域における職業リハビリテーションのネットワークの醸成
自身にあったサービスを相談するだけでも、前向きになれる可能性がある。
専門家と話して自分に合った職業を検討していこう。
転職エージェント
転職エージェントは、求職者にキャリアアドバイザーが付いて、キャリアの相談から転職成功までをサポートしてくれるサービスである。
料金は人材を採用した企業が支払う仕組みになっているため、9割以上のサービスは完全無料で利用できる。
転職エージェントは無料ながらも以下のように、利用するメリットが非常に多い。
- 希望条件を伝えれば条件にあった求人を紹介してくれる
- 通常の求人サイトには掲載されない「非公開求人」を紹介してもらえる
- 応募書類の添削をしてくれる
- 日程調整などの企業との連絡をすべて代行してくれる
- 企業ごとにハイレベルな面接対策を実施してくれる
- 企業に直接聞きにくいことを代わりに聞いてくれる
なお、うつ病であることを開示して転職活動を行う「オープン就労」の場合は、dodaチャレンジのようなうつ病に対して理解のあるエージェントを選ぶと良い。
うつ病に悩む人の就職支援に慣れており、障がいに対して理解のある求人を保有しているため、転職活動の難易度が大きく下がる可能性がある。
うつ病の人におすすめの転職エージェント3選
うつ病をはじめとする障がい者の人の転職支援実績が豊富な、おすすめの転職エージェントを3つ紹介する。
症状に合わせた対処なども、専門的なエージェントなら安心して相談できる。
転職活動はただでさえストレスがかかるため、うつ病に特化したエージェントを利用して無理なく進めていこう。
紹介だけでなく自分でも求人を探したいなら「dodaチャレンジ」
dodaチャレンジは、障がい者の転職支援実績No.1の転職エージェントである。
利用者満足度は98%を謳っており、質の高いサポートであることが伺える。
すでに障害者手帳を持っている人、または申請中の人のみ利用できるサービスであり、東京・大阪・名古屋周辺の転職に強いのが特徴だ。
また、全体の約9割が非公開求人であり、なかには大手企業や人気企業なども豊富に含まれている。
通常の転職エージェントは求人の紹介を待つのが一般的だが、dodaエージェントは自身でも能動的に求人検索ができる。
特に東名阪エリアで仕事を探したい人、能動的に求人を探したい人におすすめの転職エージェントである。
複数の経路でチャンスを広げたいなら「atGPエージェント」
atGPエージェントは、さまざまな方法で転職のチャンスを広げられる転職エージェントである。
すでに障害者手帳を持っている人、または申請中の人が利用できる対象者だ。
atGPエージェントは以下4つの特徴がある。
- 転職エージェントのサポートを受ける
- 自分から能動的に求人情報を検索する
- 企業からのスカウトを待つ
- 就労移行支援サービスを受ける
求人にアクセスする間口が多いため、必然的に希望条件に近い企業と出会える可能性も高まる。
また、キャリアアドバイザーは障がい者の転職に精通していて支援実績も豊富なため、あなたの症状や状況に合わせて適切なアドバイスをしてくれるはずだ。
なお、atGPエージェントと同じ会社が提供している「atGPハイクラス」というサービスもあり、高年収の転職を希望する場合はこちらのサービスがおすすめである。
ハイクラス転職・年収アップを目指すなら「ランスタッドチャレンジド」
ランスタッドチャレンジドは、世界最大級の人材サービス企業「ランスタッド」が運営する障がい者向けの転職エージェントである。
ハイクラス・ハイキャリアの求人を探したい人におすすめの転職エージェントだ。
他の評価が低いので私はかなりレアケースかもしれませんが、個人的には案件も担当者も良かったです。
業界、職種、年収等殆どでマッチする案件をピンポイントでご紹介頂き、内定までスムーズに行きました。
担当者も質問事項は全て確認してくれましたし、進捗もこまめに連絡してくれました。
面接前に教えてくれる雰囲気や内容も的確で、焦ることなく社長面接まで行けました。
求職者の能力や経験でフォローに力を入れる人をかなり絞っているのかもしれませんね。
そういう意味では人を選ぶエージェントかと思います。
求人数は確かに少ないです。
引用元:みん評
ただし「一般企業での週30時間就労実績が2〜3年」または「フルタイムで一般企業の一人配属部署で就労実績が2〜3年」の経験を持つ人のみが対象となっており、利用条件のハードルはやや高め。
また、精神障がいの場合は1都3県在住者のみがサポート対象となっているため、それ以外の地域に在住している場合はほかのサービスを利用したほうが良いだろう。
条件を満たしていて積極的にキャリアアップ・年収アップを目指したい人は利用を検討してみてほしい。
まとめ|自分の傾向や対処法を把握して働きやすい環境を手に入れよう
うつ病の人が注意すべき就労環境、働きやすい環境は比較的明確なため、自分の症状や程度にあわせて働きやすい職場環境を実現することは十分可能である。
一方で、オープン就労・クローズ就労のどちらを選択するかによって、働きやすい環境の実現しやすさや転職活動のやりやすさなどは大きく異なる。
オープン就労の場合は専門家や専門機関の手厚いサポートが受けられるため、1人で抱え込まず積極的に支援を受けるのが賢い選択といえるだろう。
うつ病とうまく付き合いながらでも転職のチャンスは無数にある。
頼れるところは頼り、使えるものは賢く使いながら、無理なく続けられる快適な仕事環境を実現してもらいたい。
もしすでに障害者手帳を持っており就職をしたいならdodaチャレンジがおすすめ。
まずは登録して事情を説明し、今後の見通しを立てるのもよいだろう。
うつ病で転職したい場合、一人で悩むことが1番良くない。
専門知識や経験のあるプロの手助けを借りながら、理想の働き方を求めよう。
うつ病の転職に関するよくあるQ&A
- うつ病になったら転職したほうが良い?
-
状況にもよるが、必ずしもそうとは言い切れない。
まず、大きなプレッシャーがかかっている状態では冷静な判断ができない可能性がある。
また、ストレッサー(ストレスの原因)から距離を置くことで体調が安定する可能性はあるが、不明瞭な場合は転職後に再び調子を崩す恐れもある。
転職は時間やエネルギーが必要なうえ、生活環境が大きく変わるため、闇雲に動いてもストレスがかかり、うつ病が悪化しないとも限らない。
自身の体調と相談しつつ、主治医にアドバイスを仰ぎながら慎重に判断したほうが良いだろう。
- 転職活動をする際、うつ病であることは伝えるべき?
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一人ひとりの状況や考え方によって異なるため、一概にどちらが良いとはいえない。
うつ病であることを開示して転職活動・就労することを「オープン就労」、伏せておくことを「クローズ就労という。
それぞれのメリット・デメリットを記載しておくので、自身にあっていると思うほうを選択してもらいたい。
オープン就労のメリット- うつ病であることを隠すストレスや不安がない
- 就労支援機関のサポートを受けられる可能性がある
- 障がいに配慮があり、働きやすい環境に就職しやすい
オープン就労のデメリット- 一般求人に比べて求人数が少なくなる
- 一般採用に比べて給与が低くなる可能性がある
- 自力で転職活動を行うと難易度が非常に高くなる
クローズ就労のメリット- 障がい者雇用枠に比べて給与が高くなる可能性がある
- 一般求人すべてが対象になるため、求人数が豊富
クローズ就労のデメリット- うつ病に対する理解や合理的配慮は受けられない
- うつ病であることが知られるかも知れないという不安やストレスがつきまとう
- 障がい者就労から一般就労に戻れる?
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戻れるので安心してほしい。
一般就労に戻る方法は大きく2つある。
- 一般雇用枠で通常通り転職活動をする
- 現職の社内で雇用枠を変えてもらえないか交渉する
障がい者として認定を受けることに抵抗を感じる人もいるが、周囲の理解がある環境で転職活動・就労したほうが遥かに楽であり、専門的な支援を受けられるメリットもある。
また、上記のように一般就労に戻ることも可能なため、本当に辛いときは障がい者手帳の取得や障がい者枠での就労も検討してみてほしい。